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	<title>マガジン航[kɔː] &#187; 雑誌</title>
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		<title>〈ミニコミ2.0〉とはなにか？</title>
		<link>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/01/25/new_wave_of_independent_magazines/</link>
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		<pubDate>Mon, 25 Jan 2010 10:46:41 +0000</pubDate>
		<dc:creator>magazine_k editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[リトルマガジン]]></category>
		<category><![CDATA[出版流通]]></category>
		<category><![CDATA[雑誌]]></category>

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		<description><![CDATA[posted by 武田俊（KAI-YOU代表）
はじめまして。KAI-YOUという、ミニコミ誌の制作やイベントの企画を行っている組織の代表をしております、武田俊と申します。今回は、以前の仲俣暁生さんの記事「リトルマガジンのゆくえ」に対して、その作り手の立場から何か答えるというような形式で書かせて頂こうと思っています。
といっても具体的には何をやっている人間なのか、という疑問を持たれることと思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。
これまでのKAI-YOUの主だった活動としては、「世界と遊ぶ文芸誌」といういささか大仰なキーワードのもとに動いているミニコミ文芸誌『界遊』の制作と、それに関係するイベントの企画・運営が挙げられます。そして昨年の11月からは、〈ミニコミ2.0〉というタイトルを掲げていくつかの企画を行ってきました。
あえて「ミニコミ」と口にしてみる
〈ミニコミ2.0〉企画は、奇しくも昨年休刊となってしまった『STUDIO VOICE』のウェブサイトである「STUDIO VOICE ONLINE」内のコンテンツから始まり、ジュンク堂書店新宿店に企画を持ち込み行ったフェア、フェア担当の書店員・阪根正行さんとの対談記事、そして批評家／編集者である宇野常寛さんと、ライター／編集者の速水健朗さんによるトークイベント、といったようにウェブとリアルを往復するような形で展開させていきました。
ここでポイントとなるのは、いまなぜミニコミ誌なのか、ということです。もちろんミニコミ誌というメディアは今に始まったものではありません。ビートニクと呼ばれてきたような詩人や作家たちが自らの本を手作りで世に届けたものもそうですし、ファンジンや同人誌といったようなものも当てはまります。一言でまとめてしまえば、マスコミュニケーションという大きな存在に対して、カウンターとして振る舞い存在するインディーズメディアと呼ぶことができます。ミニコミュニケーション、という略される以前の言葉自体を考えればもっともな話です。
そのようなミニコミ誌という言葉から想像される一般的なイメージというのは、普段は他分野で仕事をしている社会人や学生が、自分の好きなコンテンツやカルチャーに対して自分の意見を記すというような、どこか内輪ノリで自己実現欲求に忠実なメディアといったものではないかと思います。現にそういったものが少なくありません。
いわゆる「大きな物語」消失以後、個人の趣味嗜好は細分化され、コンテンツはそれぞれの固定的消費者コミュニティー内で流通・消費されています。その結果それら全てをフォローするようなメディアを作るということは不可能ですし、そうであるからこそこれまでのような形でマスメディアを展開することも難しい。だからこそコンテンツの総数自体は増殖していき、出版界で言うならば不況だからこそ出版点数が増える、というねじれを生んでいます。
そういった状況の上に、比較的安価で購入できるDTPソフトや格安のオンデマンド印刷所の台頭といった、それぞれの声を具現化するためのインフラが整備されたのだから、ミニコミ誌というものが乱立しているのもまた頷ける話でしょう。ただその中でも、固定的消費者コミュニティーの中で内閉化することを拒むような形で、より広く遠くへ届けようとするミニコミ誌が増えているのです。
そしてそれに加え、これまでは書き手専業であったような方たちが自らのメディアを制作し、その販売も自分で行うというケースも目立っています。このことはミニコミ誌からミニコミ性が失われたということでもあるし、逆に言えばマスメディアがミニコミ化しつつあると見ることも可能なのではないでしょうか？
ただ雑誌を作るだけでなく、届けたい
私たちが一連の企画のタイトルに、〈ミニコミ2.0〉といういささか恥ずかしくもあるフレーズを冠しているのは、「2.0」的状況――流動性が高まることで、消費者と作り手の区分が極めて曖昧となっている状況――において、ミニコミ誌だけでなく、広義の意味でのミニコミュニケーション＝インディーズメディアがバージョンアップを遂げているということ、そこからこれまでとは違ったコンテンツやメディアの在り方を考えたい、という思いがあるからです。
誰しもがメディアを持ち表現することが可能となったことは、作り手サイドに物を作るという一次制作能力だけでなく、本来二次的であったパフォーマンス的要素すら要求されるのだ、ということを顕在化させました。そこからは大きく分けて2つの課題が導き出されることと思います。まず、コンテンツをどう届けるかということ自体を、それぞれのメディアの作り手自身が改めなければならないということ。
ことに出版不況における大きな課題としての流通というものの在り方を考え直さなければなりません。そしてもう一つは、この過剰ともいえる流動性の高まりにおいては、随時現状認識を行い、その都度より適切なパフォーマンスを行っていく必要があるということです。いつまでも形骸化した「マス」として、あるいは「ミニ」として振る舞うのではなく、そうではない何かというものを探っていく必要があるのではないでしょうか。
私たちが『界遊』というメディアを文芸誌ベースで制作しているのも、まさにいつまでも「マス」として振る舞ってしまう「文学」というものを、他ジャンルのコンテンツと同じフラットな地平にならべることで、それぞれの固定的消費者コミュニティーに風穴を空けられないか、という思いがあるからなのです。
確かに状況は絶望的なのかもしれません。けれども、身の回りには沢山のツールが転がっているし、絶望的状況というのはいつだってきっと変化の兆しを含んでいるはずです。私が見たいと思うのはトップダウンでもボトムアップでもなく、形式上フラット化した結果乱立しているような言説空間でもありません。その先の可能性こそを見たい、そう思っています。そのためにもまず、乱立化するその一つとして〈ミニコミ2.0〉から考えるということを進めたいのです。
■関連記事
・ミニコミ2．0～「誰でもメディア時代」の雑誌（STUDIO VOICE ONLINE）
・閉塞した出版業界の中で、掟破りのインディーズ・レーベルが勃興する！（日刊サイゾー）
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			<content:encoded><![CDATA[<p>posted by 武田俊（<a href="http://kai-you.net/" target="_blank">KAI-YOU</a>代表）</p>
<p>はじめまして。<a href="http://kai-you.net/" target="_blank">KAI-YOU</a>という、ミニコミ誌の制作やイベントの企画を行っている組織の代表をしております、武田俊と申します。今回は、以前の仲俣暁生さんの記事<a href="http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/11/05/chronicle/" target="_blank">「リトルマガジンのゆくえ」</a>に対して、その作り手の立場から何か答えるというような形式で書かせて頂こうと思っています。</p>
<p>といっても具体的には何をやっている人間なのか、という疑問を持たれることと思いますので、簡単に自己紹介をさせていただきます。</p>
<p>これまでのKAI-YOUの主だった活動としては、「世界と遊ぶ文芸誌」といういささか大仰なキーワードのもとに動いているミニコミ文芸誌『界遊』の制作と、それに関係するイベントの企画・運営が挙げられます。そして昨年の11月からは、〈ミニコミ2.0〉というタイトルを掲げていくつかの企画を行ってきました。</p>
<h3>あえて「ミニコミ」と口にしてみる</h3>
<p>〈ミニコミ2.0〉企画は、奇しくも昨年休刊となってしまった『STUDIO VOICE』のウェブサイトである「STUDIO VOICE ONLINE」内の<a href="http://www.studiovoice.jp/kaiyou/minicomi/index.html" target="_blank">コンテンツ</a>から始まり、ジュンク堂書店新宿店に企画を持ち込み行ったフェア、フェア担当の書店員・阪根正行さんとの<a href="http://www.cyzo.com/2009/12/post_3412.html" target="_blank">対談記事</a>、そして批評家／編集者である宇野常寛さんと、ライター／編集者の速水健朗さんによるトークイベント、といったようにウェブとリアルを往復するような形で展開させていきました。</p>
<div id="attachment_1915" class="wp-caption aligncenter" style="width: 370px"><img class="size-full wp-image-1915 " title="minikomi20" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/uploads/2010/01/minikomi20.jpg" alt="ジュンク堂書店新宿店で行われた、〈ミニコミ2.0〉フェアの展示風景。" width="360" height="540" /><p class="wp-caption-text">ジュンク堂書店新宿店で行われた、〈ミニコミ2.0〉フェアの展示風景。</p></div>
<p>ここでポイントとなるのは、いまなぜミニコミ誌なのか、ということです。もちろんミニコミ誌というメディアは今に始まったものではありません。ビートニクと呼ばれてきたような詩人や作家たちが自らの本を手作りで世に届けたものもそうですし、ファンジンや同人誌といったようなものも当てはまります。一言でまとめてしまえば、マスコミュニケーションという大きな存在に対して、カウンターとして振る舞い存在するインディーズメディアと呼ぶことができます。ミニコミュニケーション、という略される以前の言葉自体を考えればもっともな話です。</p>
<p><span id="more-1901"></span>そのようなミニコミ誌という言葉から想像される一般的なイメージというのは、普段は他分野で仕事をしている社会人や学生が、自分の好きなコンテンツやカルチャーに対して自分の意見を記すというような、どこか内輪ノリで自己実現欲求に忠実なメディアといったものではないかと思います。現にそういったものが少なくありません。</p>
<p>いわゆる「大きな物語」消失以後、個人の趣味嗜好は細分化され、コンテンツはそれぞれの固定的消費者コミュニティー内で流通・消費されています。その結果それら全てをフォローするようなメディアを作るということは不可能ですし、そうであるからこそこれまでのような形でマスメディアを展開することも難しい。だからこそコンテンツの総数自体は増殖していき、出版界で言うならば不況だからこそ出版点数が増える、というねじれを生んでいます。</p>
<p>そういった状況の上に、比較的安価で購入できるDTPソフトや格安のオンデマンド印刷所の台頭といった、それぞれの声を具現化するためのインフラが整備されたのだから、ミニコミ誌というものが乱立しているのもまた頷ける話でしょう。ただその中でも、固定的消費者コミュニティーの中で内閉化することを拒むような形で、より広く遠くへ届けようとするミニコミ誌が増えているのです。</p>
<p>そしてそれに加え、これまでは書き手専業であったような方たちが自らのメディアを制作し、その販売も自分で行うというケースも目立っています。このことはミニコミ誌からミニコミ性が失われたということでもあるし、逆に言えばマスメディアがミニコミ化しつつあると見ることも可能なのではないでしょうか？</p>
<h3>ただ雑誌を作るだけでなく、届けたい</h3>
<p>私たちが一連の企画のタイトルに、〈ミニコミ2.0〉といういささか恥ずかしくもあるフレーズを冠しているのは、「2.0」的状況――流動性が高まることで、消費者と作り手の区分が極めて曖昧となっている状況――において、ミニコミ誌だけでなく、広義の意味でのミニコミュニケーション＝インディーズメディアがバージョンアップを遂げているということ、そこからこれまでとは違ったコンテンツやメディアの在り方を考えたい、という思いがあるからです。</p>
<p>誰しもがメディアを持ち表現することが可能となったことは、作り手サイドに物を作るという一次制作能力だけでなく、本来二次的であったパフォーマンス的要素すら要求されるのだ、ということを顕在化させました。そこからは大きく分けて2つの課題が導き出されることと思います。まず、コンテンツをどう届けるかということ自体を、それぞれのメディアの作り手自身が改めなければならないということ。</p>
<p>ことに出版不況における大きな課題としての流通というものの在り方を考え直さなければなりません。そしてもう一つは、この過剰ともいえる流動性の高まりにおいては、随時現状認識を行い、その都度より適切なパフォーマンスを行っていく必要があるということです。いつまでも形骸化した「マス」として、あるいは「ミニ」として振る舞うのではなく、そうではない何かというものを探っていく必要があるのではないでしょうか。</p>
<p>私たちが『界遊』というメディアを文芸誌ベースで制作しているのも、まさにいつまでも「マス」として振る舞ってしまう「文学」というものを、他ジャンルのコンテンツと同じフラットな地平にならべることで、それぞれの固定的消費者コミュニティーに風穴を空けられないか、という思いがあるからなのです。</p>
<p>確かに状況は絶望的なのかもしれません。けれども、身の回りには沢山のツールが転がっているし、絶望的状況というのはいつだってきっと変化の兆しを含んでいるはずです。私が見たいと思うのはトップダウンでもボトムアップでもなく、形式上フラット化した結果乱立しているような言説空間でもありません。その先の可能性こそを見たい、そう思っています。そのためにもまず、乱立化するその一つとして〈ミニコミ2.0〉から考えるということを進めたいのです。</p>
<p>■関連記事<br />
・<a href="http://www.studiovoice.jp/kaiyou/minicomi/index.html" target="_blank">ミニコミ2．0～「誰でもメディア時代」の雑誌（STUDIO VOICE ONLINE）</a><br />
・<a href="http://www.cyzo.com/2009/12/post_3412.html" target="_blank">閉塞した出版業界の中で、掟破りのインディーズ・レーベルが勃興する！（日刊サイゾー）</a></p>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E3%80%88%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%9F2.0%E3%80%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%8B%EF%BC%9F+http://bit.ly/4zBMUc+%23magazine_k" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E3%80%88%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B3%E3%83%9F2.0%E3%80%89%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%8B%EF%BC%9F+http://bit.ly/4zBMUc+%23magazine_k" title="Post to Twitter">Tweet This Post</a></p>]]></content:encoded>
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		<title>「コルシカ」騒動の教訓</title>
		<link>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/12/22/corseka/</link>
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		<pubDate>Mon, 21 Dec 2009 23:12:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>magazine_k editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[コルシカ]]></category>
		<category><![CDATA[出版流通]]></category>
		<category><![CDATA[雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[電子書籍]]></category>

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		<description><![CDATA[posted by 谷分章優
書籍や雑誌の電子化を考える上で、2009年は忘れられない年になるだろう。
たとえばGoogleブック検索をめぐる、米国の著作者・出版社の集団訴訟。和解自体が決まったのは2008年10月だが、今年２月に和解内容が「通知」された。それまで“海の向こうで決着した裁判”程度にしか思われていなかったのが、日本の著作者・出版社も和解当事者だと判明し、ご存知の通りの騒ぎとなった。
米アマゾンの電子書籍リーダー、キンドル(Kindle)が日本でも入手可能になったのも今年だ（……と言っても、米アマゾンへ注文できるようになっただけだが）。日本の出版社が参加しての「日本版」ではないため、キンドル用に日本語の電子書籍を買えるわけではない。ただしキンドルがPDFを表示できるようになったため、『青空文庫』に所蔵された著作権切れ作品をPDF化して、日本語の本を読むのは可能になった。
日本でも、携帯電話向け電子書籍の配信やPC向け雑誌配信Fujisan.co.jpなど、さまざまな取り組みが進んではいる。また、本命ともいえる日本雑誌協会（雑協）の電子雑誌配信の実証実験が来年1月から始まる。今年はこの実証実験の準備に充てられた年と位置づけられるだろう。
そんな賑やかな2009年に、疾風のごとく登場して注目を集めたサービスがあった。10月7日スタートの、エニグモ社の会員制雑誌通販サービス「コルシカ」である。前置きが長くなって恐縮だが、今回の話題はこれだ。

「コルシカ」騒動とはなんだったのか
今コルシカを「雑誌通販サービス」と紹介したが、それだけでは話題になるはずがない。このサービスのミソは、会員が雑誌を「買う」とスキャンデータを配信してくれる点だ。雑誌データは1年ほどサイト上で読めるほか、申し込めば現物も配送してくれる。
しかしこのサービス概要を述べただけで、「著作権」へ関心をお持ちの方はピンと来るだろう。一般に、雑誌へ掲載された文章や写真などを商用スキャンするには、それらの著作権者から許可をもらう必要がある。ところがエニグモは、サービス開始前に出版社へ話を通すことはしていなかった。つまり違法性が疑われるわけだ。
コルシカで取り扱われていた雑誌の大半が会員社のものだったことから、雑協は即座に行動を起こした。サービス開始から2日後の10月7日、著作権侵害を指摘しエニグモへ中止を申入れた。どこが問題かは、この雑協の抗議文が端的に示しているので引用したい。
「貴社によるコルシカサービスは、当該雑誌の権利者である各出版社の事前許諾なしに、雑誌誌面をスキャンして複製することによって成立しているものであり、無許諾複製を行っている時点で、明らかな著作権侵害行為となります。
　貴社は販売事業者である以上、当該複製行為が私的利用として権利制限の対象となることはありえません。また著作物をどのような形態で読者に対してサービスしていくのかを決めることができるのは権利者たる出版社だけであり、貴社が単独で決められることではありません」
この抗議を受けて、エニグモはすぐに雑協加盟社の雑誌の取り扱いを中止した。さらに10月14日にはサービス自体が休止。開始から１週間という即断だった。
休止当時、エニグモはコルシカを継続する意向を示していた。スキャンや配信の許可を貰った雑誌もいくつかあったという。しかしサイトがまだ残っているとは言え、それから2ヶ月以上たってもなお沈黙し続けたままだ。
以上のように、著作権侵害との指摘を受けたが、エニグモ自身は実は当初から「会員の私的複製を代行するサービス」との見解を示してきた。雑協の抗議文にあるとおり、日本の著作権法は事業者による私的複製“代行”を認めていない（著作権侵害となる）にもかかわらずだ。同社がここまで「私的複製」を主張できる根拠がどこにあるのか。私にはそれが気になっていた。
インタビュー取材で分かったこと
そこで、コルシカ休止の記憶も生々しい10月21日に、私はエニグモへ伺って話を聞く機会を得た。広報担当者・桐山雄一氏とのやりとりは、私のブログに掲載した通りである。
取材をして感じたのは、コルシカが極めて素朴な発想で始められたということだ。サービスの中に、「私的複製」と解釈できる工夫が特に見受けられなかった。購入者と雑誌現物との紐付けが弱いことや、購入した雑誌現物やデータの保持が期間限定であることなど、ユーザーが「雑誌」を所有するのとは本質的に違った。
かと言って、コルシカサービスに見るべきところが無いわけではない。雑誌現物を買うとすぐスキャンデータで読めるというコンセプトについて、私の周りでは少なからぬ数が「いいかも」という反応を示した。ある種のユーザーニーズを掴んでいたわけだ。
取材時にも、桐山氏のこういった発言があった。
「雑誌というものについて、ユーザーさんに対し利便性を提供できるものがまだまだあるのではないかとの思いがありました。気になるお店とかレストランとかが雑誌で紹介されていても、行こうと思いついたときにはその雑誌が手元になくて、街中では調べられない。あるいはネット通販全般に言えることですが、ネットで雑誌を買ったのは良いけれども、平日は仕事で宅配便を受け取れず土日まで待たなければいけない。すぐ読みたいのにすぐ読めない、という部分を解決できれば良いかなと」
コルシカは、このユーザーニーズありきのアイディア一発から始めたのではないか。確かに取次との関係はすでにあり、「通販」としての体裁は整っていたらしい。しかしそれでは書店同様の利益しか上がらず、その先の収益のイメージは、エニグモが他に行なっている会員向け無料サービスの延長でしか考えられていない。
上で引用した発言には大きな示唆が含まれている。もともと、欲しい書籍や雑誌が入手できるか否かは、その人が住む地域に書店が何軒あるか、あるいはそれらの書店の品揃えに大きく左右された。実店舗の大きな欠点は「置いてない本を注文すると長期間待たされる」ことだ。これを補って成長したのがネット書店だと言える。しかしネット書店にも、桐山氏の言葉のとおり欠点がある。宅配便の受け取りの問題だ（最近はコンビニでも受け取れるが）。
電子雑誌にはニーズがある
「欲しいと思った時に入手して、すぐ読みたい」というユーザーニーズ自体はずっと存在してきた。これをどう汲み取ってサービスを提供していくべきか。その解決法として期待されるのがネット配信だが、試み自体は日本国内でも進められているものの、なかなか思うようには広がっていない。
ニーズのあるところには、遅かれ早かれ、国内外を問わずそれを満たすサービスが立ち上がる。たとえば、出版物の話から離れるが、米アマゾンがDVDやBlu-rayの購入者に同タイトルの配信をサービスする「Disc + On Demand」を開始した。期間限定サービスだが、パッケージコンテンツを購入してから実際に手にするまでのタイムラグを、オンデマンドの映像を提供して埋めるアイディアだ。
このサービスを聞いて、コルシカを思い出した人は多かったのではないか。はからずもアマゾンの新サービスが、コルシカが手法こそは間違っていたかも知れないが、考えは“先を行っていた”ことを示したのである。
雑協による1月からの実証実験には私も期待を寄せている。しかし、実験を慎重にやりすぎるあまり、それに引きずられてビジネスの立ち上げが遅れるのは良くない。時間をかけている間に、コルシカの事例から学び法的問題をうまく回避した新しいサービスが、出版業界の外から登場しないとも限らない。
コルシカの事例を“著作権を知らない無謀な試み”と決めつけて忘れでもしたら、出版業界は次にもまた慌てることになるだろう。コルシカを“ライバルの 種”として意識すべきである。同じ発想のサービスは必ずまた登場する。その時に迎え撃てる体制をいかに作っておくかが肝要だ。
■関連記事
・エニグモ社でコルシカのこと聞いてきました（エンドユーザーの見た著作権）
・雑誌スキャン閲覧サービス「コルシカ」は徒花に終わりそうだが（栗ブログ（仮））
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			<content:encoded><![CDATA[<p>posted by 谷分章優</p>
<p>書籍や雑誌の電子化を考える上で、2009年は忘れられない年になるだろう。<br />
たとえばGoogleブック検索をめぐる、米国の著作者・出版社の集団訴訟。和解自体が決まったのは2008年10月だが、今年２月に<a href="http://books.google.com/booksrightsholders/" target="_blank">和解内容が「通知」された</a>。それまで“海の向こうで決着した裁判”程度にしか思われていなかったのが、日本の著作者・出版社も和解当事者だと判明し、ご存知の通りの騒ぎとなった。</p>
<p>米アマゾンの電子書籍リーダー、キンドル(Kindle)が日本でも入手可能になったのも今年だ（……と言っても、米アマゾンへ注文できるようになっただけだが）。日本の出版社が参加しての「日本版」ではないため、キンドル用に日本語の電子書籍を買えるわけではない。ただしキンドルがPDFを表示できるようになったため、<a href="http://a2k.aill.org/" target="_blank">『青空文庫』に所蔵された著作権切れ作品をPDF化して</a>、日本語の本を読むのは可能になった。</p>
<p>日本でも、携帯電話向け電子書籍の配信やPC向け雑誌配信<a href="http://www.fujisan.co.jp/" target="_blank">Fujisan.co.jp</a>など、さまざまな取り組みが進んではいる。また、本命ともいえる<a href="http://www.j-magazine.or.jp/" target="_blank">日本雑誌協会</a>（雑協）の電子雑誌配信の実証実験が来年1月から始まる。今年はこの実証実験の準備に充てられた年と位置づけられるだろう。</p>
<p>そんな賑やかな2009年に、疾風のごとく登場して注目を集めたサービスがあった。10月7日スタートの、エニグモ社の会員制雑誌通販サービス<a href="http://www.corseka.jp/" target="_blank">「コルシカ」</a>である。前置きが長くなって恐縮だが、今回の話題はこれだ。</p>
<p><span id="more-1598"></span></p>
<h3>「コルシカ」騒動とはなんだったのか</h3>
<p>今コルシカを「雑誌通販サービス」と紹介したが、それだけでは話題になるはずがない。このサービスのミソは、会員が雑誌を「買う」とスキャンデータを配信してくれる点だ。雑誌データは1年ほどサイト上で読めるほか、申し込めば現物も配送してくれる。</p>
<div id="attachment_1605" class="wp-caption alignnone" style="width: 460px"><img class="size-full wp-image-1605" title="corseka" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/uploads/2009/12/corseka.jpg" alt="コルシカキャプション" width="450" height="431" /><p class="wp-caption-text">「コルシカ」のご利用ガイドページでは「オンラインストア」とサービスを定義している。</p></div>
<p>しかしこのサービス概要を述べただけで、「著作権」へ関心をお持ちの方はピンと来るだろう。一般に、雑誌へ掲載された文章や写真などを商用スキャンするには、それらの著作権者から許可をもらう必要がある。ところがエニグモは、サービス開始前に出版社へ話を通すことはしていなかった。つまり違法性が疑われるわけだ。</p>
<p>コルシカで取り扱われていた雑誌の大半が会員社のものだったことから、雑協は即座に行動を起こした。サービス開始から2日後の10月7日、著作権侵害を指摘しエニグモへ中止を申入れた。どこが問題かは、この雑協の抗議文が端的に示しているので引用したい。</p>
<blockquote><p>「貴社によるコルシカサービスは、当該雑誌の権利者である各出版社の事前許諾なしに、雑誌誌面をスキャンして複製することによって成立しているものであり、無許諾複製を行っている時点で、明らかな著作権侵害行為となります。<br />
　貴社は販売事業者である以上、当該複製行為が私的利用として権利制限の対象となることはありえません。また著作物をどのような形態で読者に対してサービスしていくのかを決めることができるのは権利者たる出版社だけであり、貴社が単独で決められることではありません」</p></blockquote>
<p>この抗議を受けて、エニグモはすぐに<a href="http://www.enigmo.co.jp/press/news/index.php?detail=10" target="_blank">雑協加盟社の雑誌の取り扱いを中止した</a>。さらに10月14日にはサービス自体が休止。開始から１週間という即断だった。</p>
<p>休止当時、エニグモはコルシカを継続する意向を示していた。スキャンや配信の許可を貰った雑誌もいくつかあったという。しかしサイトがまだ残っているとは言え、それから2ヶ月以上たってもなお沈黙し続けたままだ。</p>
<p>以上のように、著作権侵害との指摘を受けたが、エニグモ自身は実は当初から「会員の私的複製を代行するサービス」との見解を示してきた。雑協の抗議文にあるとおり、日本の著作権法は事業者による私的複製“代行”を認めていない（著作権侵害となる）にもかかわらずだ。同社がここまで「私的複製」を主張できる根拠がどこにあるのか。私にはそれが気になっていた。</p>
<h3>インタビュー取材で分かったこと</h3>
<p>そこで、コルシカ休止の記憶も生々しい10月21日に、私はエニグモへ伺って話を聞く機会を得た。広報担当者・桐山雄一氏とのやりとりは、<a href="http://himagine9.cocolog-nifty.com/watchdogs/2009/11/post-c2c9.html" target="_blank">私のブログに掲載した通りである</a>。</p>
<p>取材をして感じたのは、コルシカが極めて素朴な発想で始められたということだ。サービスの中に、「私的複製」と解釈できる工夫が特に見受けられなかった。購入者と雑誌現物との紐付けが弱いことや、購入した雑誌現物やデータの保持が期間限定であることなど、ユーザーが「雑誌」を所有するのとは本質的に違った。</p>
<p>かと言って、コルシカサービスに見るべきところが無いわけではない。雑誌現物を買うとすぐスキャンデータで読めるというコンセプトについて、私の周りでは少なからぬ数が「いいかも」という反応を示した。ある種のユーザーニーズを掴んでいたわけだ。</p>
<p>取材時にも、桐山氏のこういった発言があった。</p>
<blockquote><p>「雑誌というものについて、ユーザーさんに対し利便性を提供できるものがまだまだあるのではないかとの思いがありました。気になるお店とかレストランとかが雑誌で紹介されていても、行こうと思いついたときにはその雑誌が手元になくて、街中では調べられない。あるいはネット通販全般に言えることですが、ネットで雑誌を買ったのは良いけれども、平日は仕事で宅配便を受け取れず土日まで待たなければいけない。すぐ読みたいのにすぐ読めない、という部分を解決できれば良いかなと」</p></blockquote>
<p>コルシカは、このユーザーニーズありきのアイディア一発から始めたのではないか。確かに取次との関係はすでにあり、「通販」としての体裁は整っていたらしい。しかしそれでは書店同様の利益しか上がらず、その先の収益のイメージは、エニグモが他に行なっている会員向け無料サービスの延長でしか考えられていない。</p>
<p>上で引用した発言には大きな示唆が含まれている。もともと、欲しい書籍や雑誌が入手できるか否かは、その人が住む地域に書店が何軒あるか、あるいはそれらの書店の品揃えに大きく左右された。実店舗の大きな欠点は「置いてない本を注文すると長期間待たされる」ことだ。これを補って成長したのがネット書店だと言える。しかしネット書店にも、桐山氏の言葉のとおり欠点がある。宅配便の受け取りの問題だ（最近はコンビニでも受け取れるが）。</p>
<h3>電子雑誌にはニーズがある</h3>
<p>「欲しいと思った時に入手して、すぐ読みたい」というユーザーニーズ自体はずっと存在してきた。これをどう汲み取ってサービスを提供していくべきか。その解決法として期待されるのがネット配信だが、試み自体は日本国内でも進められているものの、なかなか思うようには広がっていない。</p>
<p>ニーズのあるところには、遅かれ早かれ、国内外を問わずそれを満たすサービスが立ち上がる。たとえば、出版物の話から離れるが、米アマゾンがDVDやBlu-rayの購入者に同タイトルの配信をサービスする<a href="http://www.amazon.com/gp/feature.html/ref=amb_link_86311431_1?ie=UTF8&amp;docId=1000454101&amp;pf_rd_m=ATVPDKIKX0DER&amp;pf_rd_s=left-2&amp;pf_rd_r=111WPE4HP9HQFWQCPWSC&amp;pf_rd_t=101&amp;pf_rd_p=503824011&amp;pf_rd_i=2236024011" target="_blank">「Disc + On Demand」</a>を開始した。期間限定サービスだが、パッケージコンテンツを購入してから実際に手にするまでのタイムラグを、オンデマンドの映像を提供して埋めるアイディアだ。</p>
<p>このサービスを聞いて、コルシカを思い出した人は多かったのではないか。はからずもアマゾンの新サービスが、コルシカが手法こそは間違っていたかも知れないが、考えは“先を行っていた”ことを示したのである。</p>
<p>雑協による1月からの実証実験には私も期待を寄せている。しかし、実験を慎重にやりすぎるあまり、それに引きずられてビジネスの立ち上げが遅れるのは良くない。時間をかけている間に、コルシカの事例から学び法的問題をうまく回避した新しいサービスが、出版業界の外から登場しないとも限らない。</p>
<p>コルシカの事例を“著作権を知らない無謀な試み”と決めつけて忘れでもしたら、出版業界は次にもまた慌てることになるだろう。コルシカを“ライバルの 種”として意識すべきである。同じ発想のサービスは必ずまた登場する。その時に迎え撃てる体制をいかに作っておくかが肝要だ。</p>
<p>■関連記事<br />
・<a href="http://himagine9.cocolog-nifty.com/watchdogs/2009/11/post-c2c9.html" target="_blank">エニグモ社でコルシカのこと聞いてきました（エンドユーザーの見た著作権）</a><br />
・<a href="http://www.techvisor.jp/blog/archives/553" target="_blank">雑誌スキャン閲覧サービス「コルシカ」は徒花に終わりそうだが（栗ブログ（仮））</a></p>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%80%8D%E9%A8%92%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%99%E8%A8%93+http://bit.ly/8hOrGZ+%23magazine_k" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E3%80%8C%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%AB%E3%80%8D%E9%A8%92%E5%8B%95%E3%81%AE%E6%95%99%E8%A8%93+http://bit.ly/8hOrGZ+%23magazine_k" title="Post to Twitter">Tweet This Post</a></p>]]></content:encoded>
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		<title>講談社のノンフィクション誌『G2』がiPhone対応に</title>
		<link>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/12/21/g2_for_iphone/</link>
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		<pubDate>Sun, 20 Dec 2009 23:09:09 +0000</pubDate>
		<dc:creator>magazine_k editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[ニュース]]></category>
		<category><![CDATA[iPhone]]></category>
		<category><![CDATA[理想書店]]></category>
		<category><![CDATA[雑誌]]></category>
		<category><![CDATA[電子書籍]]></category>

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		<description><![CDATA[昨年休刊した『月刊現代』の後継媒体として講談社が今年9月に創刊した『G2』は、「雑誌・単行本・ネットが三位一体となったノンフィクション新機軸メディア」をめざしている。これまでも記事の一部をウェブで無料公開してきたが、12月発売の『G2』2号ではiPhone向けに記事ごとの有料販売をはじめた。

『G2』の記事をiPhoneで読むためには、ボイジャーの電子書店『理想書店』への会員登録（無料）と同社のiPhone用アプリ、「理想BookViewer」(version 1.2.3以上)が必要だ。iPhoneのウェブブラウザで理想書店にログインし、読みたいコンテンツを購入・ダウンロードすると、「理想BookViewer」側でコンテンツを表示することが可能になる。
iPhone版として用意されているのは、西岡研介「ドキュメント吉本興業買収」、上杉隆「裏切りの総理官邸」、魚住昭「思考解剖・小沢一郎」など『G2』2号掲載の11本の記事。価格は記事1本ごとに230円で、購入した記事はiPhoneだけでなくPC側でも閲読できる。
講談社の雑誌では『G2』のほか、『クーリエ・ジャポン』もiPhoneで配信している。こちらはオリジナルのレイアウトを表示できる専用のiPhoneアプリとして配信されている。
講談社は同社のウェブポータルサイト「MouRa」を今年6月に完全リニューアルしたばかりで、電子出版の主戦場をウェブベースでの有料コンテンツ配信から、携帯電話やiPhoneでのコンテンツ提供にシフトしつつある。『クーリエ・ジャポン』に続き『G2』の参入で、その流れはさらに加速しそうだ。
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			<content:encoded><![CDATA[<p>昨年休刊した『月刊現代』の後継媒体として講談社が今年9月に創刊した<a href="http://g2.kodansha.co.jp/" target="_blank">『G2』</a>は、「雑誌・単行本・ネットが三位一体となったノンフィクション新機軸メディア」をめざしている。これまでも記事の一部をウェブで無料公開してきたが、12月発売の『G2』2号では<a href="http://www.dotbook.jp/landing/g2/" target="_blank">iPhone向けに記事ごとの有料販売をはじめた。</a></p>
<p><object width="450" height="300"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/vaDOuxT4IBs&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;"></param><param name="allowFullScreen" value="true"></param><param name="allowscriptaccess" value="always"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/vaDOuxT4IBs&#038;hl=ja_JP&#038;fs=1&#038;" type="application/x-shockwave-flash" allowscriptaccess="always" allowfullscreen="true" width="450" height="300"></embed></object></p>
<p>『G2』の記事をiPhoneで読むためには、<a href="http://www.dotbook.jp/store/" target="_blank">ボイジャーの電子書店『理想書店』</a>への会員登録（無料）と同社のiPhone用アプリ、「理想BookViewer」(version 1.2.3以上)が必要だ。iPhoneのウェブブラウザで理想書店にログインし、読みたいコンテンツを購入・ダウンロードすると、「理想BookViewer」側でコンテンツを表示することが可能になる。</p>
<p>iPhone版として用意されているのは、西岡研介「ドキュメント吉本興業買収」、上杉隆「裏切りの総理官邸」、魚住昭「思考解剖・小沢一郎」など『G2』2号掲載の11本の記事。価格は記事1本ごとに230円で、購入した記事はiPhoneだけでなくPC側でも閲読できる。</p>
<div id="attachment_1570" class="wp-caption alignnone" style="width: 330px"><img class="size-full wp-image-1570" title="g2_contents" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/uploads/2009/12/g2_contents.jpg" alt="『G2』記事コンテンツの一覧。無料のお試し版も。" width="320" height="480" /><p class="wp-caption-text">iPhone側で見た『G2』コンテンツ一覧。無料のお試し版も。</p></div>
<p>講談社の雑誌では『G2』のほか、<a href="http://courrier.jp/iphone/index.html" target="_blank">『クーリエ・ジャポン』もiPhoneで配信している</a>。こちらはオリジナルのレイアウトを表示できる専用のiPhoneアプリとして配信されている。</p>
<p>講談社は同社の<a href="http://moura.jp/index.html" target="_blank">ウェブポータルサイト「MouRa」</a>を今年6月に完全リニューアルしたばかりで、電子出版の主戦場をウェブベースでの有料コンテンツ配信から、携帯電話やiPhoneでのコンテンツ提供にシフトしつつある。『クーリエ・ジャポン』に続き『G2』の参入で、その流れはさらに加速しそうだ。</p>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%AA%8C%E3%80%8EG2%E3%80%8F%E3%81%8CiPhone%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%AB+http://bit.ly/8FPQjY+%23magazine_k" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E8%AC%9B%E8%AB%87%E7%A4%BE%E3%81%AE%E3%83%8E%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%AF%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E8%AA%8C%E3%80%8EG2%E3%80%8F%E3%81%8CiPhone%E5%AF%BE%E5%BF%9C%E3%81%AB+http://bit.ly/8FPQjY+%23magazine_k" title="Post to Twitter">Tweet This Post</a></p>]]></content:encoded>
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		<title>雑誌の電子配信に向けたプロジェクト</title>
		<link>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/11/13/e_magazine/</link>
		<comments>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/11/13/e_magazine/#comments</comments>
		<pubDate>Fri, 13 Nov 2009 01:11:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>magazine_k editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[出版流通]]></category>
		<category><![CDATA[雑誌]]></category>

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		<description><![CDATA[posted by 仲俣暁生
紙の雑誌の休刊が相次ぐなか、エニグモの雑誌コンテンツ配信サービス「コルシカ」がサービス提供開始早々、中止に追い込まれた話題は記憶に新しいところですが、雑誌のコンテンツを電子配信するための制度設計を研究・実験するプロジェクトがいくつも立ち上がっています。
大手出版社をはじめ、広告代理店、IT企業、電機メーカーらが参加する雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアムは、来年１月に予定している電子雑誌の実証実験の詳細を発表しました(Internet Watchの記事を参照)。実証実験に参加するのは出版社50社・100誌以上、モニター参加の希望者も定員をすでに超えたと報じられており、雑誌の電子配信に対する、出版社・読者双方の関心の高さが感じられます。
他方、「放送と出版の融合」を旗印に、デジタル放送を活用した新聞、雑誌等の紙メディアの完全デジタル配信の実現を目的とするAll Media In One(AMIO)フォーラムもこの9月に設立されています。AMIOの発起人代表は、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授。

同フォーラムの設立趣意書には、「通信と比べた放送の特徴は、限られた一定時間内に大規模数の対象に対したコンテンツデリバリーを得意としており、まさに新聞、雑誌といったメディアの配信には大きなポテンシャルを有していると言えるでしょう」とあり、マスメディアとして放送と似た性質をもつ新聞・雑誌の生き残り策として、デジタル放送による配信が検討されているようです。
現実に稼働しているサービスとしては、iPhone向けに雑誌コンテンツの販売を開始しているMagastoreがあります。参加雑誌も増えつつあり、10月には『ニューズウィーク日本版』が加わりました。偶然ながら、11日に発売された『ニューズウィーク日本版』11月18日号は「本と雑誌と新聞の未来」がカバーストーリー。紙のメディアの将来に関しては、厳しい未来予想が展開されています。
紙の雑誌とあわせて、はじめてMagastoreでiPhone版の『ニューズウィーク日本版』も購入してみましたが、小さな文字をいちいちタップで拡大して読むのはかなり面倒で、この方式では紙の本を読む簡便さには、まだかなわないと感じます。レイアウトを保持した誌面以外にも、テキストファイルでサクサク読めて、重要な部分はクリッピングができるようなインターフェイスが必要ではないでしょうか。
雑誌の電子配信については、登場が間近と噂されているアップルのタブレットPC（ここをはじめネット上に予想図がたくさん出回っています）が大きなカギを握っていると思われます。「マガジン航」でも、このテーマを引き続き取材していきます。
訂正と追記：上記記事の下線部に関して、MAGASTOREで販売されている雑誌コンテンツはテキスト表示もできるはず、というご指摘をいただきました。『ニューズウィーク日本版』の当該号で確認してみたところ、目次や巻頭マンガを除いた本文ページではテキスト表示できることを確認しましたので訂正いたします（ご指摘いただいたジャーナリストの佐々木俊尚さんに感謝します）。
雑誌のオリジナル誌面どおりにレイアウトされた状態で表示されている記事をタップすると、画面下部に上記のバーが現れ、「テキスト」を押すとテキスト表示に切り替わります。大・中・小と文字サイズの切替ができるほか、画面の白黒反転も可能と、読みやすさにも配慮されています。ただしタイトルと本文以外の情報（リード文など）は表示されず、ややそっけない印象も。また、記事からテキストファイルを抜き書きする機能は付いていません。
雑誌は「読むメディア」であると同時に、「見るメディア」でもあったわけですが、電子化によってその両者が分離して、別のインターフェイスをもつようになるのかもしれません。
■関連記事
・「放送波を使って新聞・雑誌をデジタル配信」，AMIOフォーラム発足(It Pro)
・「雑誌デジタル化の可能性探る、日本雑誌協会がコンソーシアム設立」(Internet Watch)
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			<content:encoded><![CDATA[<p>posted by 仲俣暁生</p>
<div id="attachment_1123" class="wp-caption alignnone" style="width: 460px"><img class="size-full wp-image-1123" title="ニューズウィーク日本版" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/uploads/2009/11/magastore.jpg" alt="『ニューズウィーク日本版』の紙版とiPhone配信版。特集は「本と雑誌と新聞の未来」。" width="450" height="338" /><p class="wp-caption-text">『ニューズウィーク日本版』の紙版とiPhone配信版。特集は「本と雑誌と新聞の未来」。</p></div>
<p>紙の雑誌の休刊が相次ぐなか、エニグモの雑誌コンテンツ配信サービス<a href="http://www.corseka.jp/" target="_blank">「コルシカ」</a>がサービス提供開始早々、中止に追い込まれた話題は記憶に新しいところですが、雑誌のコンテンツを電子配信するための制度設計を研究・実験するプロジェクトがいくつも立ち上がっています。</p>
<p>大手出版社をはじめ、広告代理店、IT企業、電機メーカーらが参加する<a href="http://www.j-magazine.or.jp/consortium.html" target="_blank">雑誌コンテンツデジタル推進コンソーシアム</a>は、来年１月に予定している電子雑誌の実証実験の詳細を発表しました<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091112_328248.html" target="_blank">(Internet Watchの記事を参照)</a>。実証実験に参加するのは出版社50社・100誌以上、モニター参加の希望者も定員をすでに超えたと報じられており、雑誌の電子配信に対する、出版社・読者双方の関心の高さが感じられます。</p>
<p>他方、「放送と出版の融合」を旗印に、デジタル放送を活用した新聞、雑誌等の紙メディアの完全デジタル配信の実現を目的とする<a href="http://amio.jp/" target="_blank">All Media In One(AMIO)フォーラム</a>もこの9月に設立されています。AMIOの発起人代表は、慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の中村伊知哉教授。</p>
<p><span id="more-1116"></span></p>
<p>同フォーラムの<a href="http://amio.jp/download/syuisyo.pdf" target="_blank">設立趣意書</a>には、「通信と比べた放送の特徴は、限られた一定時間内に大規模数の対象に対したコンテンツデリバリーを得意としており、まさに新聞、雑誌といったメディアの配信には大きなポテンシャルを有していると言えるでしょう」とあり、マスメディアとして放送と似た性質をもつ新聞・雑誌の生き残り策として、デジタル放送による配信が検討されているようです。</p>
<p>現実に稼働しているサービスとしては、iPhone向けに雑誌コンテンツの販売を開始している<a href="http://www.magastore.jp/" target="_blank">Magastore</a>があります。参加雑誌も増えつつあり、10月には『ニューズウィーク日本版』が加わりました。偶然ながら、11日に発売された<a href="http://newsweekjapan.jp/magazine/13847.php" target="_blank">『ニューズウィーク日本版』11月18日号</a>は「本と雑誌と新聞の未来」がカバーストーリー。紙のメディアの将来に関しては、厳しい未来予想が展開されています。</p>
<p>紙の雑誌とあわせて、はじめてMagastoreでiPhone版の『ニューズウィーク日本版』も購入してみましたが、小さな文字をいちいちタップで拡大して読むのはかなり面倒で、この方式では紙の本を読む簡便さには、まだかなわないと感じます。レイアウトを保持した誌面以外にも、<span style="text-decoration: underline;">テキストファイルでサクサク読めて</span>、重要な部分はクリッピングができるようなインターフェイスが必要ではないでしょうか。</p>
<p>雑誌の電子配信については、登場が間近と噂されているアップルのタブレットPC（<a href="http://wowio.wordpress.com/2007/07/10/iphone-mac-itablet-the-ideal-ebook-reader/" target="_blank">ここ</a>をはじめネット上に予想図がたくさん出回っています）が大きなカギを握っていると思われます。「マガジン航」でも、このテーマを引き続き取材していきます。</p>
<p><span style="color: #0000ff;">訂正と追記</span>：上記記事の下線部に関して、MAGASTOREで販売されている雑誌コンテンツはテキスト表示もできるはず、というご指摘をいただきました。『ニューズウィーク日本版』の当該号で確認してみたところ、目次や巻頭マンガを除いた本文ページではテキスト表示できることを確認しましたので訂正いたします（ご指摘いただいたジャーナリストの佐々木俊尚さんに感謝します）。</p>
<div id="attachment_1134" class="wp-caption alignnone" style="width: 329px"><img class="size-full wp-image-1134" title="MAGASTOREの雑誌ビューア" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/uploads/2009/11/magastoretext.jpg" alt="MAGASTOREの雑誌ビューア。画面下部にテキスト切替ボタンあり。" width="319" height="78" /><p class="wp-caption-text">MAGASTOREの雑誌ビューア。画面下部に切替ボタンあり。</p></div>
<p>雑誌のオリジナル誌面どおりにレイアウトされた状態で表示されている記事をタップすると、画面下部に上記のバーが現れ、「テキスト」を押すとテキスト表示に切り替わります。大・中・小と文字サイズの切替ができるほか、画面の白黒反転も可能と、読みやすさにも配慮されています。ただしタイトルと本文以外の情報（リード文など）は表示されず、ややそっけない印象も。また、記事からテキストファイルを抜き書きする機能は付いていません。</p>
<p>雑誌は「読むメディア」であると同時に、「見るメディア」でもあったわけですが、電子化によってその両者が分離して、別のインターフェイスをもつようになるのかもしれません。</p>
<p>■関連記事<br />
・<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091109/340252/" target="_blank">「放送波を使って新聞・雑誌をデジタル配信」，AMIOフォーラム発足(It Pro)</a><br />
・<a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090805_307291.html" target="_blank">「雑誌デジタル化の可能性探る、日本雑誌協会がコンソーシアム設立」(Internet Watch)</a><a href="http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20090805_307291.html" target="_blank"></a></p>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E9%9B%91%E8%AA%8C%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%AD%90%E9%85%8D%E4%BF%A1%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%9F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88+http://bit.ly/1rPqzo+%23magazine_k" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=%E9%9B%91%E8%AA%8C%E3%81%AE%E9%9B%BB%E5%AD%90%E9%85%8D%E4%BF%A1%E3%81%AB%E5%90%91%E3%81%91%E3%81%9F%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88+http://bit.ly/1rPqzo+%23magazine_k" title="Post to Twitter">Tweet This Post</a></p>]]></content:encoded>
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		<title>リトルマガジンのゆくえ</title>
		<link>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/11/05/chronicle/</link>
		<comments>http://www.dotbook.jp/magazine-k/2009/11/05/chronicle/#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 05 Nov 2009 00:11:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>magazine_k editor</dc:creator>
				<category><![CDATA[コラム]]></category>
		<category><![CDATA[リトルマガジン]]></category>
		<category><![CDATA[雑誌]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://www.dotbook.jp/magazine-k/?p=1006</guid>
		<description><![CDATA[posted by 仲俣暁生
論創社のウェブサイトで連載されている、小田光雄氏の「出版状況クロニクル」が更新されていたのでさっそく読んでみました。小田氏は『出版社と書店はいかにして消えていくか』をはじめとする著作で、早くから日本の出版流通が抱える構造的な問題を指摘してこられた、在野の出版研究者です。
「出版状況クロニクル」は、2001年から07年にかけて出版界に起きた大きな出来事を逐次的にまとめた著作『出版業界の危機と社会構造』のあとを受け、日々報じられる出版関連のニュースや統計データを分析するなかから、出版業界が直面している危機の本質をネット上で随時報告するという貴重なレポートで、本や出版の問題に関心をもつ人は必読です。
10月の話題をまとめた最新回では、ビジネス誌やニュース誌が伝える新聞・出版業界の苦境や、成長を続けるグーグルの話題などにまじって、二つのリトルマガジンにまつわる記述が目につきました。ひとつは古書専門誌『彷書月刊』が、来年10月をもって休刊するという知らせ。1985年に創刊された同誌は2010年10月号で300号を迎えるそうで、これを区切りとして刊行を止めるというのです。
他方、いまやリトルマガジンと呼ぶには巨大になりすぎた観もありますが、1972年に創刊された音楽雑誌の『ロッキング・オン』が、今年の10月号で創刊から通巻500号を迎えたとのこと。小田氏はこの雑誌の創刊編集長である渋谷陽一が、1978年9月に述べた次の言葉を引用しています。
「書き出せばきりがないので結論的な事を言ってしまうと、メディアにかかわる人間の中で、巨大組織に所属している事に安住している者と、客観的な物の言いかたしかできない者は絶対許すまいという事。つまり受け手でもある自分を認識できない者は、メディアにかかわる資格はないという事である。（中略）メディアとはひとつのシステムなのだ。主役はメディア自身でも、そこに登場する有名人の何々でもなく、情報の流れ、つまり伝達、コミュニケーション、あるいは人間の持つ他者への基本的な意志そのものが主役なのである」
大手出版社の雑誌が相次いで休刊したことで、昨年から今年にかけては「雑誌休刊」がさかんに話題となりましたが、「受け手が送り手でもある」というところからスタートしたリトルマガジンの世界にまで目を向けると、雑誌というメディアがいま直面している問題が、よりいっそう、はっきりと見えてくる気がします。
これらのリトルマガジンが切り開いた、「受け手が送り手である」ようなメディアの可能性は、インターネットによってむしろ拡大しています。紙の雑誌がなくなるのは淋しいですが、それは「雑誌」の終焉ではなくて、変化あるいは進化かもしれないのです。
今年は東京の地域雑誌『谷中・根津・千駄木』が休刊し、福岡の地域情報誌『中州通信』も2010年2月号で休刊と報じられています。500号を越えたリトルマガジンもあれば、役割を終えてひっそりと歴史を閉じる雑誌もある。雑誌というメディアについて考えるには、大手出版社の雑誌ばかりではなく、これらリトルマガジンの動向まで目を向ける必要があることを、あらためて感じるこのごろです。
 Tweet This Post]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>posted by 仲俣暁生</p>
<p>論創社のウェブサイトで連載されている、小田光雄氏の<a href="http://www.ronso.co.jp/netcontents/chronicle/chronicle.html" target="_blank">「出版状況クロニクル」</a>が更新されていたのでさっそく読んでみました。小田氏は『出版社と書店はいかにして消えていくか』をはじめとする著作で、早くから日本の出版流通が抱える構造的な問題を指摘してこられた、在野の出版研究者です。</p>
<p>「出版状況クロニクル」は、2001年から07年にかけて出版界に起きた大きな出来事を逐次的にまとめた著作<a href="http://www.amazon.co.jp/gp/product/4846007715/ref=sib_rdr_dp" target="_blank">『出版業界の危機と社会構造』</a>のあとを受け、日々報じられる出版関連のニュースや統計データを分析するなかから、出版業界が直面している危機の本質をネット上で随時報告するという貴重なレポートで、本や出版の問題に関心をもつ人は必読です。</p>
<p>10月の話題をまとめた最新回では、ビジネス誌やニュース誌が伝える新聞・出版業界の苦境や、成長を続けるグーグルの話題などにまじって、二つのリトルマガジンにまつわる記述が目につきました。ひとつは古書専門誌<a href="http://www3.tky.3web.ne.jp/~honnoumi/" target="_blank">『彷書月刊』</a>が、来年10月をもって休刊するという知らせ。1985年に創刊された同誌は2010年10月号で300号を迎えるそうで、これを区切りとして刊行を止めるというのです。</p>
<p><span id="more-1006"></span>他方、いまやリトルマガジンと呼ぶには巨大になりすぎた観もありますが、1972年に創刊された音楽雑誌の『ロッキング・オン』が、<a href="http://ro69.jp/product/magazine/detail/25692" target="_blank">今年の10月号で創刊から通巻500号を迎えた</a>とのこと。小田氏はこの雑誌の創刊編集長である渋谷陽一が、1978年9月に述べた次の言葉を引用しています。</p>
<p>「書き出せばきりがないので結論的な事を言ってしまうと、メディアにかかわる人間の中で、巨大組織に所属している事に安住している者と、客観的な物の言いかたしかできない者は絶対許すまいという事。つまり受け手でもある自分を認識できない者は、メディアにかかわる資格はないという事である。（中略）メディアとはひとつのシステムなのだ。主役はメディア自身でも、そこに登場する有名人の何々でもなく、情報の流れ、つまり伝達、コミュニケーション、あるいは人間の持つ他者への基本的な意志そのものが主役なのである」</p>
<p>大手出版社の雑誌が相次いで休刊したことで、昨年から今年にかけては「雑誌休刊」がさかんに話題となりましたが、「受け手が送り手でもある」というところからスタートしたリトルマガジンの世界にまで目を向けると、雑誌というメディアがいま直面している問題が、よりいっそう、はっきりと見えてくる気がします。</p>
<p>これらのリトルマガジンが切り開いた、「受け手が送り手である」ようなメディアの可能性は、インターネットによってむしろ拡大しています。紙の雑誌がなくなるのは淋しいですが、それは「雑誌」の終焉ではなくて、変化あるいは進化かもしれないのです。</p>
<p>今年は東京の地域雑誌<a href="http://www.yanesen.net/" target="_blank">『谷中・根津・千駄木』</a>が休刊し、福岡の地域情報誌<a href="http://www.nakasu-tsushin.jp/" target="_blank">『中州通信』</a>も2010年2月号で休刊と報じられています。500号を越えたリトルマガジンもあれば、役割を終えてひっそりと歴史を閉じる雑誌もある。雑誌というメディアについて考えるには、大手出版社の雑誌ばかりではなく、これらリトルマガジンの動向まで目を向ける必要があることを、あらためて感じるこのごろです。</p>
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		<title>HPの新サービス BookPrepとMagCloud</title>
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		<pubDate>Thu, 22 Oct 2009 03:44:47 +0000</pubDate>
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		<description><![CDATA[
ヒューレット・パッカード社は10月21日、ミシガン大学と共同でBookPrepという新サービスを開始すると発表した。BookPrepでは、同大学の50万点を越える稀覯書や絶版本がオンデマンド印刷により入手できる。
たとえば『ベンジャミン・フランクリン自伝』の場合、オンラインでの閲読は無料。このコンテンツをペーパーバックで購入する場合は14.95ドルがかかり、Applewood Booksから24時間以内に発送される。
またヒューレット・パッカード社は同日、MagCloudというサービスの開始も発表した。こちらはWikiaとの共同による、オンデマンド印刷を用いた雑誌刊行支援サービス。Wikipediaの創立者の一人、ジミー・ウェールズも自身のブログで、このサービスについて詳しく述べている（Is The Magazine Dead?）。
■関連記事
・誰でも出版社になれる「クラウド型雑誌印刷」：WikiaとHP（WIRED VISION）
・HP，出版支援サービス「BookPrep」で50万作品の希少本をオンデマンド販売可能に （IT pro）
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			<content:encoded><![CDATA[<p><img class="alignnone size-full wp-image-643" title="bookprep" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/uploads/2009/10/bookprep.jpg" alt="bookprep" width="425" height="286" /></p>
<p>ヒューレット・パッカード社は10月21日、ミシガン大学と共同で<a href="http://www.bookprep.com/" target="_blank">BookPrep</a>という新サービスを開始すると<a href="http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2009/091021xc.html" target="_blank">発表した</a>。BookPrepでは、同大学の50万点を越える稀覯書や絶版本がオンデマンド印刷により入手できる。</p>
<p>たとえば『ベンジャミン・フランクリン自伝』の場合、オンラインでの閲読は無料。このコンテンツをペーパーバックで購入する場合は14.95ドルがかかり、Applewood Booksから24時間以内に発送される。</p>
<p>またヒューレット・パッカード社は同日、<a href="http://magcloud.com/" target="_blank">MagCloud</a>というサービスの開始も<a href="http://www.hp.com/hpinfo/newsroom/press/2009/091021xb.html" target="_blank">発表した</a>。こちらは<a href="http://www.wikia.com/wiki/Wikia" target="_blank">Wikia</a>との共同による、オンデマンド印刷を用いた雑誌刊行支援サービス。Wikipediaの創立者の一人、ジミー・ウェールズも自身のブログで、このサービスについて詳しく述べている（<a href="http://blog.jimmywales.com/2009/10/21/is-the-magazine-dead/" target="_blank">Is The Magazine Dead?</a>）。</p>
<p>■関連記事<br />
・<a href="http://wiredvision.jp/news/200910/2009102322.html" target="_blank">誰でも出版社になれる「クラウド型雑誌印刷」：WikiaとHP（WIRED VISION）</a><br />
・<a href="http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20091022/339249/" target="_blank">HP，出版支援サービス「BookPrep」で50万作品の希少本をオンデマンド販売可能に （IT pro）</a></p>
<p align="left"><a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=HP%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9+BookPrep%E3%81%A8MagCloud+http://bit.ly/2CZ0BF+%23magazine_k" title="Post to Twitter"><img class="nothumb" src="http://www.dotbook.jp/magazine-k/wp-content/plugins/tweet-this/icons/tt-twitter.png" alt="Post to Twitter" /></a> <a class="tt" href="http://twitter.com/home/?status=HP%E3%81%AE%E6%96%B0%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9+BookPrep%E3%81%A8MagCloud+http://bit.ly/2CZ0BF+%23magazine_k" title="Post to Twitter">Tweet This Post</a></p>]]></content:encoded>
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