posted by 沢辺均(ポット出版)
※この記事はポット出版のウェブサイト「ポットの日誌」(2月22日)に掲載された「日本語の本の全文検索→一部表示サーバーをインターネット上につくる(仮称=ジャパニーズ・ブックダム)」という文章を改題して転載したものです。
日本語の本の全文検索
→一部表示サーバーをインターネット上につくる
何度か「ジャパニーズ・ブックダム」という計画をやりたい、と表明していたので、その具体的なことをできるだけ整理してみました。
「ジャパニーズ・ブックダム計画」は、日本で、日本語(ジャパニーズ)の本(将来は雑誌や電子書籍も)のインターネット上での全文検索を可能にし、検索されたページ=本の一部表示をするサーバー設置を、国立国会図書館と出版社の共同の取組みで実現しようというものです。
国立国会図書館 長尾真館長が、いわゆる「長尾プラン」を発表して、本を生業にしている出版業界、書店、取次、図書館、をはじめネットワークでさまざまな発言している人たちの間でも話題になりました。この構想は、国立国会図書館が、日本全国さまざまな地域に住む人たちに、ひとしく資料へのアクセスを提供するために、書籍を電子化し、利用者からの料金徴収をおこなうというものでした。
今日大きな話題になっている電子書籍の普及は、KindleやiPadを始めとした電子書籍端末と、端末で読むことのできる読み物(=書籍/コンテンツ)の提供という、二つのバランスによって大きく左右されると思います。
KindleやiPadが騒がれていますが、日本ではまだ「実験」や「挑戦」の状態のようです。ただし、この電子書籍は、デジタル/ネットワークがますます拡大し定着している中で、いずれ普及するのは間違いないと思います。そこで、それを活用した新たな出版状況、書籍の世界を豊かにする取組みを、できるところから進めたいと思います。
出版社の積極的な取組みで、本の全文検索→一部表示のデータベースサイト=「ジャパニーズ・ブックダム」の実現をその第一歩としたいと考えました。


